本番入試の試験中盤に入ると、様々な難問、奇問に出会ったり、解答に行き詰まる場面に遭遇します。今回は、そんな難しい状況をうまく回避してスムーズに効率よく問題を解く方法、すなわち『中盤での戦略』について解説します。以下の解説をヒントに、進研模試などの実戦経験を通じて、戦略眼を養うとよいですよ。
序盤は易しい問い、取り組みやすい問いから解いてゆきますが、その後、答えへの道筋が見えず、行き詰まったり、思考が堂々巡りして、困難に出会ったりするかもしれません。そんなときは、その問いにあまり無駄に時間をかけ過ぎないように注意します。科目や問題にもよりますが、5分ほど考えて正解への糸口が見つからず何の進展もない場合には、別の問いにアタックした方が良いと思います。これには3つの理由があります。
1、解決困難な問題に時間をとられることを避けるため、易しい問いや解決可能な問題を解くことを優先させるため、
2、発展性のない堂々巡りの思考を繰り返して無駄に時間が過ぎることを防ぐため。
3、いったん、他の問題に頭を切り替えることにより、思考をクールダウンさせてから改めて問題を眺めると、違う発想や考えが生まれ、解決につながることがあるから。
1度思い込むと、なかなか1つの思考パターンから抜け出せませんよね。そんなときは、一度違うことを考えて、頭を気分転換させリフレッシュさせた方が良い結果につながる場合が少なくないと思います。
再び解答に行き詰まれば、さらに別の問いに移って頭をリフレッシュする、これの繰り返しです。そのうち、先ほどの解きかけの問題に戻ってみると、その同じ問題を新しく新鮮な気持ちで眺めることができます。そして、これがきっかけとなって正解への糸口がみつかったり、スムーズに解き進めることができることがよくあるのです。
私は数学の試験で解答に窮した時、ひらめきを得るために意識的に別の問いに取り組むようにしていました。すると、その後再び先ほどの問題に戻り取り組むと、違う角度からの見方、新しい発想、ひらめきを得て、あっさり解決してしまうという経験を何度もしました。皆さんも進研模試などで試して、効果のほどを確認して下さいね。
狭い視野では難問は解けません。いったんその問題から離れ、思考をクールダウンさせることが難問を解くための鍵だと思います。
ただし、中には十分に時間をかけて集中して思考を練らないと解けない設問というのも確かにあります。したがって、どこまで深追いするか、どのタイミングで別の問いへ移るかは問題ごとに異なるので、一概に説明できません。
進研模試、模擬試験などの実践を経験して、別の問いへ移るタイミング、頭の切り替え、思考をクールダウンさせるコツをつかんで下さい。
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