今回は、試験終了の最後の1秒までしっかり実力を発揮する方法、すなわち『終盤の戦略』について解説します。以下の解説をヒントに、進研模試などの実戦経験を通じて、戦略眼を養って下さい。
いよいよ、試験時間が残り少なくなってくると、時間との勝負になって参ります。当初の予定通り順調に進んでいればよいのですが、予想外にてこずってしまった場合、ペース配分や計画を修正する必要が出てきます。
欲張って全部の設問を解くのか、確実に解ける問題に絞って安全に終えるのか、などの決断を迫られます。
模試の経験が足りない受験生はつい目の前の難問を何としても解きたいと執着してしまうことがあります。しかし、そんな場合に限って、冷静になれば簡単に解けるハズの問題を慌てて解く羽目に陥ったり、みすみす解かずに試験を終えてしまい、後で悔しがる結果になったりするのです。
失敗しても許されるのが模試の良いところなので、どんどん進研模試などで実践経験をたくさん積んで下さい。時には悔しい思いもして、できれば成功体験も味わって、それぞれ試行錯誤してみるのがよいと思います。そのうち、執着を断ち切って諦めるタイミングをつかんでゆけるでしょう。
私自身も何度も失敗して、結局解けそうな問題を最優先して解くのがベストであるという結論になりました。1つの問いに執着して苦労が報われたこともありますが、難問には執着しない、深追いしない方が良いと思います。
せこい考え方ではありますが、記述試験の難問や完答の難しい問いに対しては、要領よく部分点を稼ぐことを追求する方が得策であると思います。入試は1点2点を争う世界なので、部分点をないがしろにしては合格できません。
部分点を稼ぐにもコツというものがあります。科目によると思いますが、問題を解くための考え方、重要な部分、本質に近い部分についての記述に対し、部分点が与えられる場合が多いようです。進研模試の記述模試を受けた際には、どのような記述に対し部分点が貰えているかを調べ、研究してみて下さい。
解けないからといって一切記述しない、というのは勿体無いことです。諦めずに少しでも部分点につながることを追求して、記述するように最善を尽くしましょう。
難問に執着しないという話に矛盾するようですが、合格には執着してください。最後の1秒まで諦めないで少しでも合格に近づけるのです。大学入試では何が起きるか分かりません。最後のあがきで稼いだ1点が合格につながらないとも限らないのです。『受験の神様』は、最後まで努力を怠らなかった必死の姿の受験生に微笑むのではないでしょうか。
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