進研模試を受けることによって、本番試験に強くなるという意味で、実践力を鍛えることができます。しかし、タイトル通り『進研模試で実践力を鍛える』ために1つ忘れずに行って欲しいことがあります。
それは、『反省』です。
意外に簡単な答えで拍子抜けしますか?でも、これが欠けていると、せっかく進研模試を受けても実践力を鍛えることにつながらないと思います。毎回、同じ失敗ばかり繰り返していては、進歩がありませんよね。
『実践力』とは、自分のもてる実力を最大限に発揮して、それを試験の点数に反映させる能力のことです。本来のもてる学力で解けるはずの問題であれば、きちんと正解し正当に評価してもらえれば点数になるはずです。
ところが、ケアレスミスやつまらない間違い、失敗が原因で点数を下げてしまって悔しい思いをしたことはありませんか?緊張する試験ではなかなか理想通りに行かないものです。学力以外の部分での失点を減らし実力を発揮するために『実践力』を鍛える必要があるのです。
具体的には、次のような点に注目します。
1、パニックにならず落ち着いて試験問題に取り組めたか?
2、無理をせず得意分野の問題、解きやすい設問からアタックできたか?
3、難問や捨て問に執着して無駄な時間の使い方をしていないか?
4、自分の実力、知識を時間内に十分発揮できたか?(時間の使い方を間違って解けたハズの問題を落としていないか?最後の1秒まで諦めずに最善を尽くしたか?)
5、問題を解く順序は適切だったか?
6、問題の難易度の識別は適切であったか?
7、ケアレスミスを原因とするミスがあったか?
つまり、戦略的に上手に進研模試に取り組めたかどうかという点について反省するわけです。冷静な自分が遺憾なく十二分に実力を発揮できることが理想なわけですから、その理想にどれだけ近づけたかを調べるのです。そして、さらに理想に近づくために不足している部分、修正すべき箇所を明らかにしてゆきます。
例えば、次のような具合に反省します。
・無理して問3(4)の難問に時間をかけ過ぎてしまったために、よく考えれば解けたハズの問5を冷静に考えられなかった。次は時間配分をよく考えよう。解きやすい問いから先にアタックしよう。
・問2(1)で普段の自分なら絶対しないようなミスをしてしまった。おかげで問2を全部間違えてしまった。もっと冷静に慎重に解くべきだった。ケアレスミスに気をつけよう。(理系科目の場合、小問の(1)のミスがその後の全ての小問に影響することが多いので要注意!)
・問4(1)が解けそうにないから問4全部を捨ててしまったが、解説を見たら問4(3)だけは自分でも解けたはずだ。しっかり設問全体に目を通して解ける問いは確実に拾っておこう。(理系科目の場合、大問の(1)の答えを用いてその後の小問を解く場合が多いが、まれに例外もあるので、設問全体にしっかり目を通しましょう。)
・問1(3)はもう少し粘っていれば解けた。時間があったにもかかわらず、難問と思ってあまり考えずにあっさり諦めてしまった。今度はもっと粘り強く集中して取り組もう。
などなど・・・・
知識がない、自力では思いつきそうにない、自分の能力では手に負えない問題は、戦略上の失敗ではなく、単に勉強不足、実力不足ということです。もし、これが克服する必要のある苦手分野、項目であれば、今後の学習計画に取り入れて、地道に改善してゆきましょう。(苦手や弱点の発見にも進研模試は役立ちます。)
時間があれば、試験後に配布される解説、解答を見ながら、自分の実力で獲得できたであろう最善の得点と、現実の得点を比べてみましょう。これにより戦略が成功したか、失敗したかが分かります。
理想の得点と現実の得点の差が大きく開いていると、悔しくてブルーな気分になりますが、逆に言えば、まだまだ伸びしろがあるということですから、希望がもてます。大いに反省して上手な戦略、効果的な戦略を研究してください。
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