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2009年03月01日

大学偏差値は意外と誤解されている!?

予備校などが公開している大学偏差値は、その大学の難易度を表し、進研模試を受けて算出される学力偏差値は、自分の学力の水準を表している。

このような見方はシンプルで分かりやすく便利だし、志望大学を決めるのに参考になります。

しかし、志望大学の大学偏差値と自分の学力偏差値を単純に比較して、合格可能性が判定できるほど、現実は簡単にはいかないと思うのです。

「偏差値=学力=合格可能性」という図式は、全くでたらめというわけではないのですが、受験生に信じられているほど確実なものではない、というのが私の考えです。

その昔、受験生であった私自身、偏差値の数値ではほぼ確実に合格できると診断され、A判定までもらっていた大学を滑り止め用に受験しました。

ところが、合格しているものと信じて疑わなかった私の予想に反して、不合格になってしまったのです。後日、補欠合格を貰えたものの、ショックで簡単には立ち直れそうにありませんでした。

滑り止めの大学に合格して、一気に流れに乗り、第一志望も・・・、という甘い計画は見事に崩され、予定が狂ってしまったのです。

今思えば、偏差値の情報を信じ込んでいたために、受験する前からその大学のことをなめてかかっていたのだと思います。

その後、友人や知り合いから、

「複数の大学を受験して、最も偏差値の高い大学だけ合格」

「周りも自分も、大学偏差値が高すぎて合格は無理と言われていたのに奇跡的に合格!」

「あの優秀な○○君が、不合格だって、」

など、「偏差値=合格可能性」を信じていた私にとって意外な話を頻繁に聞きました。

現在私は予備校で多くの事例を見ています。そして、その類の話を毎年数多く見聞きするので、今ではあまり驚きません。

偏差値とはそういうもの、現実の大学入試はいろいろな要素が複合的に絡むので、事前に合格可能性を予測することは難しいと思っています。

短い限られた時間で初めて見る問題を慣れない環境で解かなければなりません。当日の体調やコンディション、問題との相性もありますし、偶然のハプニングが起きて一気にピンチになってしまうとも限りません。

また、これまで受けてきた進研模試と本番の試験では勝手が違うかもしれません。本番で実力を発揮できない受験生がいれば、実力以上の能力が出てくる受験生もいるのです。

どんなに学力偏差値が高いからといって安心はできないと思うのです。

むしろ、ここの大学は大学偏差値が低いから大丈夫だろう、とかつての私のように高を括って安心しきって対策を怠っていたり、大学受験をなめていると、足元をすくわれかねません。とくに、現役の高校生にこのタイプが多いので注意しましょう。

一方で、学力偏差値が大学偏差値をかなり下回っているのに合格してしまった、という話もちらほらと聞きます。

「何かの間違いではないのか」と思わず失礼なことを言いそうになってしまうこともあります。

私の見えないところで短期間に急速に力をつけたのかもしれませんし、いろいろな幸運や偶然が重なったのかもしれません。

大学入試は何が起きるか分かりません。予想通り予定通りにいかない方が普通なんです。

「自分は偏差値が高いから合格は保証されている」、「偏差値が低いからもうだめだ」、という見方は大学入試では当てはまらないのではないでしょうか。

大事なことは、大学偏差値に振り回されないように自分をしっかり持って、奢らず腐らず、努力を続けること。

最後まで希望を捨てず、最善を尽くしている人が、最終的に運をつかむのではないか、と思います。
posted by まさはる at 15:22| 進研模試の活用方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする