進研模試などの試験において、ありがちなケアレスミス克服の対策シリーズの続きです。
今回は「進研模試でケアレスミスを克服する8つのヒント」のうち項目の3から5に関して説明しましょう。
これまで過去に受けてきた進研模試や他の試験を振り返ってみて、ご自分が以下の3から5の失敗パターンに該当する場合は、参考にしてみて下さい。
3、問題文で問われていることに正確に答えていないために減点されることが多い。
4、計算間違い、公式や定理の覚え間違いが多い。
5、答案の書き方が雑である、または丁寧でない。字が汚い。
3の対策法:
緊張のあまり浮き足立って、丁寧に文を読めなかったり、得意分野の問題が出てうれしくなって、慎重に文を読まずに解き始めてしまう受験生もいるでしょう。ちなみに、私は後者のタイプでした。
どちらのケースも、まず心を落ち着けて平常心を取り戻すことが解決のポイントです。
問題文を心の中でゆっくり音読して気持ちを落ち着けましょう。段落ごとに題意を確認するように頭にインプットします。要点、重要箇所、条件、問われていることに下線や印を付け、題意がしっかり把握できてから取り掛かるように習慣付けましょう。(ただし、英語や国語の長文などゆっくり読んでいる余裕がない場合は、例外と思ってください。)
頭が真っ白になって、平常心が戻らなければ、他の問題に取り組むなど、何かしら気分転換を試みてください。
進研模試、その他の模擬試験を受けた時、頭が真っ白になったりパニックになっても、最善を尽くし、あきらめずに努力できるように練習しておくと、本番で慌てることは少なくなると思いますよ。
4の対策法:
計算間違いにも様々な種類があります。まず、過去の進研模試の採点された答案を分析して、自分にはどのようなミスが多いのかを調査します。
符号ミス、単純な足し算、引き算での間違い、指数、対数計算での失敗、どの公式で間違えるのか、など自分自身の傾向や癖が分かれば、今後意識して修正してゆくことができます。
ミスしやすそうな計算、苦手なタイプの計算、実際に間違えてしまった問題を過去の進研模試や問題集から集めて、時々練習してみるのも効果的です。集中しないで解くと、うっかり同じミスをしてしまうかもしれませんよ。
一番のお勧めは、頭が発狂しそうな程に複雑で面倒な計算、気力が萎えてしまいそうなほど単調な作業のような計算を、時々練習してみることです。
例えば、数Vの定積分や体積の計算には練習材料がいくらでもあります。(数Vを頑張っているうちにケアレスミスが減ってきたという話は時々聞きます。)化学の気体の状態方程式の数値計算や溶液の濃度計算、数学Uの三角関数の公式を使いまくる計算、対数の長ったらしい問題なども、複雑で面倒ですよね。私は大っ嫌いです(笑)。
はっきり言って楽しくありません。でも、繰り返し練習していると、だんだん集中力が研ぎ澄まされ、長時間の計算にも疲れにくくなります。脳みそに負荷をかけ、否が応にも集中力を必要とする状況に追い込むわけです。
ケアレスミスが克服できなくて悩んでいる人は、一度無理しない範囲でトライしてみてはいかがでしょう?
5の対策法:
小さく読みにくい字、汚い字を書いてしまう受験生は、事の重大さを分かっていないのかもしれません。記述の答案は人が採点するので、他の人に読みにくい字では、誤解されたり、初めから読んでくれない可能性もあります。部分点を貰う場合でも、採点者が答案から受ける印象が左右すると言っても過言ではありません。書いた文字を自ら誤読してしまう場合さえあり、ケアレスミスの原因にもなり得ます。
進研記述模試の返却された答案で、雑な文字が原因で減点されている、あるいは失敗している受験生は、弱点克服のチャンスと捉えてみましょう。
きれいで美しい文字である必要はありません。他の人が普通に読めるような文字を書くように日頃から心がけてみて下さいね。
きれいな文字が書ける人は、考え方が整理された、より分かりやすい答案を目指すと、さらに良くなると思います。次の記事「進研模試で記述対策 絶好のチャンス!!」も参考にしてみてください。
記述の試験を受ける受験生は、自分の答案が採点者に読んでもらえるか、理解してもらえるか、正確に伝わっているか、という視点を忘れずに記述しましょう。
記述答案とは、大げさに言ってしまえば、一種の論文である。
という名言?を聞いたことがあるのですが、私も本当にそう思います。
項目の5にあてはまる受験生の方は、「正しければ必ず点数になるわけではなく、採点者に伝わって、理解されて、やっと点数になる」という位の意識で捉えておくと、ちょうど良いと思います。
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2008年11月24日
2008年11月04日
進研模試でケアレスミスを克服する8つのヒント(その1)
進研模試を受けて、自分ではかなり手ごたえがあったのに、後で信じられないケアレスミスが多数見つかり凹んでしまった。
このような経験をもつ受験生は多いと思います。とりあえず本番でなくて良かった、自分の欠点を修正するチャンスなんだ、と前向きに捉えましょう。
今回からケアレスミスを克服するための8つのヒントをご紹介してゆこうと思います。
自分の傾向や癖を知ることによって対策ができるものです。ですから、まず、これまで進研模試や他の試験を受けてきて、どのような失敗のパターンが多いのか、を分析してみましょう。以下のどの項目にあてはまるか、ご自分でチェックしてみてください。後でそれぞれの対策法を説明します。
1、進研模試などで一日に何教科ものテストを受けると、途中で疲れて頭が回転しなくなる。あるいは、長時間の集中が続かない。
2、ある特定の科目、分野、特定の種類の問題で目立ってケアレスミスが多い。
3、問題を正確に読んでいない、問われていることに正確に答えていないために減点されることが多い。
4、計算の間違いが多い。特に符号、指数対数計算、四則演算、公式のミスなど
5、字が丁寧でない、または汚い。答案の書き方が雑である。
6、解答を後で確認すれば解けたハズの簡単な問題が、進研模試など緊張する状況になると解けなくなることが多い。
7、時間配分が上手にできない。
8、十分に集中しているのに単純ミスが多い。
それでは、順番にミスの対策法を説明しましょう。
1の対策法:
大学入試は体力勝負でもあります。長時間集中できるためには、体力が必要です。栄養のある食事をしっかりとって、規則正しい生活に近づけましょう。特に睡眠を十分にとらないと、翌日の試験に影響します。
それに加え、ご自分を長時間の集中に慣らして行きましょう。進研模試だけでなく、他の予備校の模試を積極的に数多く受けるとか、試験と同じ形式にして、時間を計って過去問や実践問題集を解きまくる、など、長時間に渡り集中力を保つ訓練をして鍛えましょう。慣れてしまえば意外と難しくないですよ。
また、進研模試などの試験最中に眠気が襲ってきたり、集中が途切れそうな時には、敢えて他の問題に取り組んで気分転換してみるなどの対処法があります。(私はよく使ってました。)
それでもだめなら、勇気を出して試験監督員に断ってお手洗いに立つのも一つの対処法かもしれません。(私は1度だけあります。)
2の対策法:
自分では十分に理解していて、解けるハズの問題でも、進研模試などある程度緊張してしまう場面でミスが多発する場合、その分野に関しては練習不足であるか、余裕がないのかもしれません。
これを克服するために、どうにか理解している、という段階で満足せず、繰り返し練習して苦手意識を払拭しましょう。どうしても間違えてしまう問題ばかりをノートに集め、定期的に復習するようにしておくと、効率よく対策できると思いますよ。
また、日常的にある程度継続的に解いて、頭を慣らしておく事が必要な科目や分野というものも存在します。例えば、英語や国語の長文、数学Vの積分やグラフを描く問題などは、そのような傾向にあるようです。あなたの苦手分野もこの場合に該当しているかもしれません。
一度身についたハズなのに、理解できているハズなのに、久しぶりに解いてみると感覚が鈍って、スピードが遅くなったり、ケアレスミスが増えることがあります。微妙な感覚や勘が少し鈍っただけでも影響してくることがあるのです。
一度感覚や勘が鈍ると、元のレベルに復帰するのに時間がかかることもあるので、試験の当日まで感覚を維持するために、これらの苦手分野の問題を解く訓練を継続的に頻繁に行いましょう。先ほどの数学Vの例で言えば、毎日ややこしい積分を2〜3題解く、複雑なグラフを1つ描いてみる、という程度でよいと思います。
なお、漠然と単純ミスが多いことを悩んでいる人は、「どの科目、分野、どんな種類の問題で間違いが多いか」をご自分に問いかけてみましょう。間違いの起き易い科目や分野が分かると、上記のように対策しやすいですよ。
さて、長文になってしまったので、3から8の対策法については、近いうちに記事投稿をしようと思います。
いよいよ、11月になってしまいました。今度の11月のマーク式進研模試は受験生にとっては、最後の進研模試です。
本番の入試まで残り少ないですが、本気で努力すれば1〜2ヶ月で物凄い成長を遂げることがあります。追い詰められると、いっそう真剣になって一皮剥けるからでしょうか?そう意味では、今がチャンスであると言えます。
このような経験をもつ受験生は多いと思います。とりあえず本番でなくて良かった、自分の欠点を修正するチャンスなんだ、と前向きに捉えましょう。
今回からケアレスミスを克服するための8つのヒントをご紹介してゆこうと思います。
自分の傾向や癖を知ることによって対策ができるものです。ですから、まず、これまで進研模試や他の試験を受けてきて、どのような失敗のパターンが多いのか、を分析してみましょう。以下のどの項目にあてはまるか、ご自分でチェックしてみてください。後でそれぞれの対策法を説明します。
1、進研模試などで一日に何教科ものテストを受けると、途中で疲れて頭が回転しなくなる。あるいは、長時間の集中が続かない。
2、ある特定の科目、分野、特定の種類の問題で目立ってケアレスミスが多い。
3、問題を正確に読んでいない、問われていることに正確に答えていないために減点されることが多い。
4、計算の間違いが多い。特に符号、指数対数計算、四則演算、公式のミスなど
5、字が丁寧でない、または汚い。答案の書き方が雑である。
6、解答を後で確認すれば解けたハズの簡単な問題が、進研模試など緊張する状況になると解けなくなることが多い。
7、時間配分が上手にできない。
8、十分に集中しているのに単純ミスが多い。
それでは、順番にミスの対策法を説明しましょう。
1の対策法:
大学入試は体力勝負でもあります。長時間集中できるためには、体力が必要です。栄養のある食事をしっかりとって、規則正しい生活に近づけましょう。特に睡眠を十分にとらないと、翌日の試験に影響します。
それに加え、ご自分を長時間の集中に慣らして行きましょう。進研模試だけでなく、他の予備校の模試を積極的に数多く受けるとか、試験と同じ形式にして、時間を計って過去問や実践問題集を解きまくる、など、長時間に渡り集中力を保つ訓練をして鍛えましょう。慣れてしまえば意外と難しくないですよ。
また、進研模試などの試験最中に眠気が襲ってきたり、集中が途切れそうな時には、敢えて他の問題に取り組んで気分転換してみるなどの対処法があります。(私はよく使ってました。)
それでもだめなら、勇気を出して試験監督員に断ってお手洗いに立つのも一つの対処法かもしれません。(私は1度だけあります。)
2の対策法:
自分では十分に理解していて、解けるハズの問題でも、進研模試などある程度緊張してしまう場面でミスが多発する場合、その分野に関しては練習不足であるか、余裕がないのかもしれません。
これを克服するために、どうにか理解している、という段階で満足せず、繰り返し練習して苦手意識を払拭しましょう。どうしても間違えてしまう問題ばかりをノートに集め、定期的に復習するようにしておくと、効率よく対策できると思いますよ。
また、日常的にある程度継続的に解いて、頭を慣らしておく事が必要な科目や分野というものも存在します。例えば、英語や国語の長文、数学Vの積分やグラフを描く問題などは、そのような傾向にあるようです。あなたの苦手分野もこの場合に該当しているかもしれません。
一度身についたハズなのに、理解できているハズなのに、久しぶりに解いてみると感覚が鈍って、スピードが遅くなったり、ケアレスミスが増えることがあります。微妙な感覚や勘が少し鈍っただけでも影響してくることがあるのです。
一度感覚や勘が鈍ると、元のレベルに復帰するのに時間がかかることもあるので、試験の当日まで感覚を維持するために、これらの苦手分野の問題を解く訓練を継続的に頻繁に行いましょう。先ほどの数学Vの例で言えば、毎日ややこしい積分を2〜3題解く、複雑なグラフを1つ描いてみる、という程度でよいと思います。
なお、漠然と単純ミスが多いことを悩んでいる人は、「どの科目、分野、どんな種類の問題で間違いが多いか」をご自分に問いかけてみましょう。間違いの起き易い科目や分野が分かると、上記のように対策しやすいですよ。
さて、長文になってしまったので、3から8の対策法については、近いうちに記事投稿をしようと思います。
いよいよ、11月になってしまいました。今度の11月のマーク式進研模試は受験生にとっては、最後の進研模試です。
本番の入試まで残り少ないですが、本気で努力すれば1〜2ヶ月で物凄い成長を遂げることがあります。追い詰められると、いっそう真剣になって一皮剥けるからでしょうか?そう意味では、今がチャンスであると言えます。
2008年10月05日
進研模試でマーク対策 センター試験の攻略法
センター試験を侮ってはいけません。マーク方式の独特の形式ゆえに、学力を必ずしも正当に評価されないことがあるからです。逆に、マークシート方式およびセンター試験の対策をしっかりして準備すれば、実力不足をある程度カバーして、ライバルに逆転できる可能性もあります。
11月にはマーク方式の進研模試が実施されます。進研模試を受ける予定のある人は、事前に対策を練り練習しておくとよいでしょう。
まず、注意したい単純ミスはマークミスです。分からない問題を飛ばした場合、その問題の解答欄に次の問題の答えを記入すると、その後のマーク箇所がずれてしまいます。気付くのが終了間際の場合、修正は難しく大失敗につながるかもしれません。
そうならないために、分からない問題に対しても、どこかにマークしてからその次に進める習慣をつけておくとよいでしょう。そして、常に確認しながら正しい解答欄に慎重に記入することも忘れないで下さいね。
また、記入したマークを機械に読み取ってもらえるために、丁寧に枠を塗りつぶすことにも気を配る必要があります。数百円くらいで販売されているマークシート用の鉛筆を利用するのもよいです。そして、マークの塗り方に慣れるために、進研模試などマーク模試を多く受けて、要領を掴んでください。予備校のセンター試験の予想問題集、実践問題集には、マークシートが付属しています。これを使えば、自宅でたくさん練習できるのでお勧めです。
センター試験の特徴と言えば、基本的な問題がたくさん出題されること、そして、広い分野から浅い知識が問われることです。難問やマニアックな知識を問うような出題は少なく、その替わり様々な分野から満遍なく、基本的な事柄が問われます。
したがって、苦手な分野を強化する方が、点数が伸びやすいでしょう。そして、問題量が多いので、あまりじっくり考えずにスピーディーに処理する能力も必要です。
また、ある程度出題パターンの傾向が一定していることが多いようです。例えば数学IAの場合、方程式と不等式、集合と論理、2次関数、図形と計量、確率が定番のように出ます。しかも、そこで問われる知識や処理の仕方、問題のパターンが似通っています。例えば、2次関数の分野では、パラメータ付きの2次関数が与えられ、平方完成、頂点の座標、x軸を切り取る線分の長さなどが問われるパターンが目立ちます。したがって、センター試験の傾向に合った出題パターンを繰り返し練習することが、効果的なセンター対策になるのです。
センター試験の過去問はインターネットで無料で手に入りますし、予備校の予想問題集(特に河合の黒本がお勧め)も安く購入できるので、11月の進研模試の前に練習してみてはいかがでしょうか。とくに進研模試などでセンター模試を受けたことのない受験生は、時間を計って過去問か予想問題集を解いてみましょう。自分に何が足りないかが分かると思います。知識の不足している分野、苦手な出題パターン、問題を解くスピード、問題を解く順序、要領の良さ、マークの仕方などを確認して、ご自分の課題を見つけてください。
課題が分かれば自ずと対策法も見えてくることでしょう。知識不足の分野、苦手出題パターンなどは、センター対策用の参考書や各予備校の予想問題集(黒本、青本、白本、緑本)でいくらでも練習できます。解くスピードに課題があるのであれば、記事「進研模試で戦略眼を養う(序盤編)」と記事「進研模試で戦略眼を養う(中盤編)」が参考になると思います。あるいは、ご自分に合った解答の順序を試行錯誤しながら見つけてもよいでしょう。そして、センター試験の出題パターンを数多くこなして慣れることも、スピードアップに効果があります。また、マーク式の試験では、解き方が分からなくても正しい答えが分かればそれでよし、とするずる賢い考え方も役立つことはあります。もし裏ワザを知っているなら、それを使って要領よく解いてもよいと思います。ただし、依存しすぎると実力が身につかないので、ほどほどにしましょう。
ここまでの説明でお判りの通り、センター試験は、他の試験以上に、経験を多く積み、試験慣れして、対策を練ることで、学力や能力をカバーできる可能性があります。逆に、どんなに学力に自信があっても、準備を怠ると、実力を発揮できないなど、痛い目にあう可能性もあります。ですから、進研模試などで可能な限り実戦経験を多く積み、試行錯誤して対策を練ることは、とても意味のあることなのです。
今度の進研マーク模試を本番のセンター試験のつもりで、本気で受けてみて下さい。失敗したらその分悔しいかもしれませんが、何の実害もありません。失敗しても成功しても、本気で進研模試を受けることで、意味のある経験となり、ご自分の課題や欠点が明らかになります。
11月にはマーク方式の進研模試が実施されます。進研模試を受ける予定のある人は、事前に対策を練り練習しておくとよいでしょう。
まず、注意したい単純ミスはマークミスです。分からない問題を飛ばした場合、その問題の解答欄に次の問題の答えを記入すると、その後のマーク箇所がずれてしまいます。気付くのが終了間際の場合、修正は難しく大失敗につながるかもしれません。
そうならないために、分からない問題に対しても、どこかにマークしてからその次に進める習慣をつけておくとよいでしょう。そして、常に確認しながら正しい解答欄に慎重に記入することも忘れないで下さいね。
また、記入したマークを機械に読み取ってもらえるために、丁寧に枠を塗りつぶすことにも気を配る必要があります。数百円くらいで販売されているマークシート用の鉛筆を利用するのもよいです。そして、マークの塗り方に慣れるために、進研模試などマーク模試を多く受けて、要領を掴んでください。予備校のセンター試験の予想問題集、実践問題集には、マークシートが付属しています。これを使えば、自宅でたくさん練習できるのでお勧めです。
センター試験の特徴と言えば、基本的な問題がたくさん出題されること、そして、広い分野から浅い知識が問われることです。難問やマニアックな知識を問うような出題は少なく、その替わり様々な分野から満遍なく、基本的な事柄が問われます。
したがって、苦手な分野を強化する方が、点数が伸びやすいでしょう。そして、問題量が多いので、あまりじっくり考えずにスピーディーに処理する能力も必要です。
また、ある程度出題パターンの傾向が一定していることが多いようです。例えば数学IAの場合、方程式と不等式、集合と論理、2次関数、図形と計量、確率が定番のように出ます。しかも、そこで問われる知識や処理の仕方、問題のパターンが似通っています。例えば、2次関数の分野では、パラメータ付きの2次関数が与えられ、平方完成、頂点の座標、x軸を切り取る線分の長さなどが問われるパターンが目立ちます。したがって、センター試験の傾向に合った出題パターンを繰り返し練習することが、効果的なセンター対策になるのです。
センター試験の過去問はインターネットで無料で手に入りますし、予備校の予想問題集(特に河合の黒本がお勧め)も安く購入できるので、11月の進研模試の前に練習してみてはいかがでしょうか。とくに進研模試などでセンター模試を受けたことのない受験生は、時間を計って過去問か予想問題集を解いてみましょう。自分に何が足りないかが分かると思います。知識の不足している分野、苦手な出題パターン、問題を解くスピード、問題を解く順序、要領の良さ、マークの仕方などを確認して、ご自分の課題を見つけてください。
課題が分かれば自ずと対策法も見えてくることでしょう。知識不足の分野、苦手出題パターンなどは、センター対策用の参考書や各予備校の予想問題集(黒本、青本、白本、緑本)でいくらでも練習できます。解くスピードに課題があるのであれば、記事「進研模試で戦略眼を養う(序盤編)」と記事「進研模試で戦略眼を養う(中盤編)」が参考になると思います。あるいは、ご自分に合った解答の順序を試行錯誤しながら見つけてもよいでしょう。そして、センター試験の出題パターンを数多くこなして慣れることも、スピードアップに効果があります。また、マーク式の試験では、解き方が分からなくても正しい答えが分かればそれでよし、とするずる賢い考え方も役立つことはあります。もし裏ワザを知っているなら、それを使って要領よく解いてもよいと思います。ただし、依存しすぎると実力が身につかないので、ほどほどにしましょう。
ここまでの説明でお判りの通り、センター試験は、他の試験以上に、経験を多く積み、試験慣れして、対策を練ることで、学力や能力をカバーできる可能性があります。逆に、どんなに学力に自信があっても、準備を怠ると、実力を発揮できないなど、痛い目にあう可能性もあります。ですから、進研模試などで可能な限り実戦経験を多く積み、試行錯誤して対策を練ることは、とても意味のあることなのです。
今度の進研マーク模試を本番のセンター試験のつもりで、本気で受けてみて下さい。失敗したらその分悔しいかもしれませんが、何の実害もありません。失敗しても成功しても、本気で進研模試を受けることで、意味のある経験となり、ご自分の課題や欠点が明らかになります。
2008年09月28日
進研模試 点数をあと10点引き上げる秘訣
実は、少ない努力で成績を上げやすい科目、分野というものが存在します。
進研模試やその他の模擬試験を受けていて、成績が伸び悩んでいたり、せめてあと10点でも欲しいと思っている受験生は、そのような伸びやすい科目、あるいは分野に、もう少しエネルギーを注いでみると良いかもしれません。
一般に偏差値を+5上げるといっても、偏差値が上がるほどますます困難になって行きます。例えば、進研模試で偏差値50を55にするのは難しくありませんが、進研模試で偏差値65を偏差値70にするのはかなりの努力を必要とします。おそらく、高度のひらめきや経験、才能が要求されるからでしょう。これらは簡単には身につきません。
受験生の心理からすると、才能を発揮しやすい得意科目を伸ばす方が、成績を上げやすいと思うのでしょう。確かに、ある程度までは才能で成績を上げて行けますが、限界もあります。
むしろ、苦手科目、苦手分野の方が、少ない労力で短期間に学力を養うことが可能です。進研模試の偏差値30台、40台、50台であれば、才能が無くても、覚えるべき基本的な事柄を覚えて、典型的な出題パターンの解き方を覚えてゆけば、進研模試で10点上げることは難しくないと思います。
進研模試の成績が伸び悩んでいる人は、きちんと不得意な科目、分野にも向き合って、本気で克服するように努力しましょう。努力しても一向に成績が伸びないという場合は、基本を疎かにしているかもしれません。何度かブログで説明している通り、大学入試では、易しい問題を取りこぼすことなく解けることが重要です。ですから、基礎基本がしっかり理解できているか、身についているかを再度確認して下さい。
つい、苦手科目なのに、焦って実力以上の難しい問題やハイレベルな応用問題にばかり取り組んでしまってはいませんか?大好きな得意科目であれば、それも1つの勉強法です。しかし、伸び悩んでいる成績を上げるには、基礎基本の見直しをして、実力に見合った問題集、参考書(しかも薄いほうが良い)に取り組む方がずっと効果的です。ご自分の勉強方法を見直してみましょう。進研模試では、確実に解ける易しい問題を取りこぼさないという方針で、慎重に丁寧に取り組んでください。
また、苦手科目でない科目に関しても、その科目の苦手分野を攻略することにより、比較的容易に成績を伸ばしてゆける可能性があります。やはり基礎基本をしっかり見直して、薄くて易しい問題集に取り組んでみましょう。
そして、成績を上げやすい科目と言えば、知識系の科目、すなわち、理科と社会です。また、1つの科目の中でも、知識系の分野の方が、成績を上げやすいと言えるでしょう。
例えば、化学の場合、無機化学、有機化学の物質の性質に関する性質や製法、反応式、気体、沈殿物の色やにおい、などが知識系の分野です。これらは比較的短期的に習得でき、得点しやすいと思います。理論化学は習得に時間がかかるかもしれませんが、問題の出題パターンが決まっているので、代表的なパターンを覚える方法で、ある程度対処できるようになるでしょう。
知識系の科目は出題される問題パターンが一定していることが多いので、問題集を繰り返し、きちんと知識が身につけば、努力が報われ、安定して実力が発揮しやすいであろうと思います。
進研模試で苦手科目を受けるときには、全ての問題に満遍なく時間を掛けるのではなく、易しい問題、知識系の問題を最優先させましょう。そして、ケアレスミスに注意して確実に解くことを心がけて下さい。記述式の問題は減点されないように丁寧に記述してください。難問に対しては完答することにこだわらず、部分点を稼ぐ程度にとどめるのが良いと思います。
進研模試やその他の模擬試験を受けていて、成績が伸び悩んでいたり、せめてあと10点でも欲しいと思っている受験生は、そのような伸びやすい科目、あるいは分野に、もう少しエネルギーを注いでみると良いかもしれません。
一般に偏差値を+5上げるといっても、偏差値が上がるほどますます困難になって行きます。例えば、進研模試で偏差値50を55にするのは難しくありませんが、進研模試で偏差値65を偏差値70にするのはかなりの努力を必要とします。おそらく、高度のひらめきや経験、才能が要求されるからでしょう。これらは簡単には身につきません。
受験生の心理からすると、才能を発揮しやすい得意科目を伸ばす方が、成績を上げやすいと思うのでしょう。確かに、ある程度までは才能で成績を上げて行けますが、限界もあります。
むしろ、苦手科目、苦手分野の方が、少ない労力で短期間に学力を養うことが可能です。進研模試の偏差値30台、40台、50台であれば、才能が無くても、覚えるべき基本的な事柄を覚えて、典型的な出題パターンの解き方を覚えてゆけば、進研模試で10点上げることは難しくないと思います。
進研模試の成績が伸び悩んでいる人は、きちんと不得意な科目、分野にも向き合って、本気で克服するように努力しましょう。努力しても一向に成績が伸びないという場合は、基本を疎かにしているかもしれません。何度かブログで説明している通り、大学入試では、易しい問題を取りこぼすことなく解けることが重要です。ですから、基礎基本がしっかり理解できているか、身についているかを再度確認して下さい。
つい、苦手科目なのに、焦って実力以上の難しい問題やハイレベルな応用問題にばかり取り組んでしまってはいませんか?大好きな得意科目であれば、それも1つの勉強法です。しかし、伸び悩んでいる成績を上げるには、基礎基本の見直しをして、実力に見合った問題集、参考書(しかも薄いほうが良い)に取り組む方がずっと効果的です。ご自分の勉強方法を見直してみましょう。進研模試では、確実に解ける易しい問題を取りこぼさないという方針で、慎重に丁寧に取り組んでください。
また、苦手科目でない科目に関しても、その科目の苦手分野を攻略することにより、比較的容易に成績を伸ばしてゆける可能性があります。やはり基礎基本をしっかり見直して、薄くて易しい問題集に取り組んでみましょう。
そして、成績を上げやすい科目と言えば、知識系の科目、すなわち、理科と社会です。また、1つの科目の中でも、知識系の分野の方が、成績を上げやすいと言えるでしょう。
例えば、化学の場合、無機化学、有機化学の物質の性質に関する性質や製法、反応式、気体、沈殿物の色やにおい、などが知識系の分野です。これらは比較的短期的に習得でき、得点しやすいと思います。理論化学は習得に時間がかかるかもしれませんが、問題の出題パターンが決まっているので、代表的なパターンを覚える方法で、ある程度対処できるようになるでしょう。
知識系の科目は出題される問題パターンが一定していることが多いので、問題集を繰り返し、きちんと知識が身につけば、努力が報われ、安定して実力が発揮しやすいであろうと思います。
進研模試で苦手科目を受けるときには、全ての問題に満遍なく時間を掛けるのではなく、易しい問題、知識系の問題を最優先させましょう。そして、ケアレスミスに注意して確実に解くことを心がけて下さい。記述式の問題は減点されないように丁寧に記述してください。難問に対しては完答することにこだわらず、部分点を稼ぐ程度にとどめるのが良いと思います。
2008年09月21日
進研模試で部分点を稼ぐ秘訣
進研模試などの試験で、解けそうにない、いわゆる難問に出会ったらあきらめるしかない、と思い込んでいませんか?だとしたら、勿体ないことです。大学受験において難問の完全解答は困難ですが、部分点を稼ぐチャンスはあります。記述式の進研模試を受ける機会のある人は、部分点を稼ぐ練習の1つとして、進研模試を活用してみるとよいと思います。
前回の記事で、進研模試での記述形式の答案の書き方について簡単に説明しました。採点者の立場に立って、読みやすい文字や文章で記述することや、考え方、解答へ至る筋道が採点者に伝わるように、整理してシンプルに表現することがポイントでした。
記述形式の答案の書き方に慣れてゆくと、進研模試などで部分点を稼ぐ要領やコツがつかめてきます。
例えば、数学の問題で、Aという考え方からB式、Cという考え方からD式が得られ、B式とD式の連立方程式を解いて答えEが導かれるとしましょう。
通常、理科系科目の場合、AからEそれぞれに対し、その段階ごとに部分点を与える採点方式になっているのです。そして、AからE全て記述していれば完答です。そのどれかが欠けていると、減点されるでしょう。
ちなみに、何の脈絡もなく突然B式、D式が提示され、結論のEを書いている答案は、現役の受験生の答案に多く見受けられる悪い例です。この場合、AとCの記述が欠けているため減点される可能性があります。そうならないように、進研模試や本番の試験では、AやCに相当する部分を、言葉やグラフ、あるいは定理、公式の名前などで、根拠を説明するように、改善しましょう。
さて、進研模試でこのような数学の難問に出会った場合、結論のEまで到達することは困難かもしれません。それでも、考え方Aとそこから得られるB式、あるいは、考え方AとCのように、部分的にでも分かることがあれば、その部分だけでも記述して部分点の獲得につなげるのです。たとえ完答が難しくとも、解答の記述の仕方しだいで、部分的に点数をもらえることは十分に期待できます。
ブログの中で、難易度別攻略法のところで既に説明した通り、進研模試に取り組む際、易しい問いをしっかり完答することを優先しますが、時間があれば、難問に対して部分点につながる記述の仕方を心がけましょう。採点者に「私はこの段階まで理解し、考えました。」とアピールする気持ちで丁寧に伝わるように書いてくださいね。
答案の書き方がしっかりしてくると、進研模試でも、無駄な減点が減り、部分点や加点が増えてきます。例え計算ミスをしても、考え方に対して加点があるからです。
結局、わずかな減点、加点の差が合否を左右するほどの大きな違いを生むのだと思います。今度は答案の書き方に注意して進研模試に取り組んでみましょう。
前回の記事で、進研模試での記述形式の答案の書き方について簡単に説明しました。採点者の立場に立って、読みやすい文字や文章で記述することや、考え方、解答へ至る筋道が採点者に伝わるように、整理してシンプルに表現することがポイントでした。
記述形式の答案の書き方に慣れてゆくと、進研模試などで部分点を稼ぐ要領やコツがつかめてきます。
例えば、数学の問題で、Aという考え方からB式、Cという考え方からD式が得られ、B式とD式の連立方程式を解いて答えEが導かれるとしましょう。
通常、理科系科目の場合、AからEそれぞれに対し、その段階ごとに部分点を与える採点方式になっているのです。そして、AからE全て記述していれば完答です。そのどれかが欠けていると、減点されるでしょう。
ちなみに、何の脈絡もなく突然B式、D式が提示され、結論のEを書いている答案は、現役の受験生の答案に多く見受けられる悪い例です。この場合、AとCの記述が欠けているため減点される可能性があります。そうならないように、進研模試や本番の試験では、AやCに相当する部分を、言葉やグラフ、あるいは定理、公式の名前などで、根拠を説明するように、改善しましょう。
さて、進研模試でこのような数学の難問に出会った場合、結論のEまで到達することは困難かもしれません。それでも、考え方Aとそこから得られるB式、あるいは、考え方AとCのように、部分的にでも分かることがあれば、その部分だけでも記述して部分点の獲得につなげるのです。たとえ完答が難しくとも、解答の記述の仕方しだいで、部分的に点数をもらえることは十分に期待できます。
ブログの中で、難易度別攻略法のところで既に説明した通り、進研模試に取り組む際、易しい問いをしっかり完答することを優先しますが、時間があれば、難問に対して部分点につながる記述の仕方を心がけましょう。採点者に「私はこの段階まで理解し、考えました。」とアピールする気持ちで丁寧に伝わるように書いてくださいね。
答案の書き方がしっかりしてくると、進研模試でも、無駄な減点が減り、部分点や加点が増えてきます。例え計算ミスをしても、考え方に対して加点があるからです。
結局、わずかな減点、加点の差が合否を左右するほどの大きな違いを生むのだと思います。今度は答案の書き方に注意して進研模試に取り組んでみましょう。
2008年09月14日
進研模試で記述対策 絶好のチャンス!!
記述形式の試験において、正しい答えをどのように記述するかで、評価がまるっきり違ってきます。そして、採点者に評価されやすい記述の仕方、整理されたレイアウトの答案、読みやすい答案の書き方を心がけることで、同じ学力でも点数はかなり改善できます。10月に記述形式の進研模試が実施されるので、前もって準備をしておきたいところです。
つい、受験生は問題を解くことそのものに関心が向いてしまいがちですが、答案の書き方にも関心を持って欲しいです。独りよがりな読みにくい答案では、採点者に評価されなかったり、誤解され思わぬ減点をされたりするかもしれません。記述の仕方ひとつで合否が左右されると言っても過言ではないのです。
進研模試にも記述形式の模試があります。進研記述模試を、記述試験対策の絶好のチャンスと捉えてみてはいかがでしょう。進研模試を受ける前に、事前に記述式の答案の書き方をご自分なりに研究し、練習をしておくことをお勧めします。そのためのヒントを幾つか提示したいと思います。
まず、これまでのご自身の答案を客観的に眺める目をもつようにしましょう。採点者も一人の人間で、癖のある文字や読みにくい文章を理解できるわけではありません。採点者の立場に立って、自分にしか読めないような乱雑な文字、理解しにくい文章、飛躍のある論理展開などに気をつけて改善してゆきましょう。
理科系科目の答案で、ただ数式を書き並べている受験生が少なからずいます。論理的な記述の練習が不足しているので仕方ないのかもしれませんが、答案用紙を計算用紙と勘違いしているように感じてしまいます。例えば、連立方程式を解く細かい途中式まで答案に書く必要は普通はありません。数値の割り算、掛け算も答案には普通書きません。計算は計算用紙に書き、答案用紙は論理や考えの筋道を文章で表現するところなのです。
記述の仕方を独学で身につけるのは難しいものです。丁寧な答案を心がけることは大事ですが、かと言って詳しく馬鹿丁寧に何でも書けばよいというものでもありません。答案を書く上でのポイントというものがあるのです。最も良いのは信頼できる指導者や先生に答案を見てもらい添削してもらうことです。進研ゼミ、Z会などの通信教育もかなり役立つと思います。しかし、受験生のみなさんが一人でできる対策もありますよ。
これまで受けた進研模試などの記述式の答案を読み返して、採点者にどのように採点されているかを検証してみてください。何故、自分の解答が評価されないのか、何に対して減点されたのか、解説を見ながら、進研模試の模範解答と比較しましょう。採点者に評価されない部分を反省し修正してください。
また、より良い記述答案を意識しながら模範解答を多く見ることによって、これらの解答にある程度共通のパターンが見えてくると思います。例えば、理系科目で言えば、
・重要なキーワード、重要な概念を表す専門用語を記載する。
・解を求めるためのメインとなる式を提示し、番号を振る。
・メインとなる式が導かれる根拠を提示する。
という具合です。
このように、過去に受けた進研模試、学校の定期試験、参考書の模範解答を参考にして、より客観的に分かり易い解答、採点者に印象の良い解答を目指しましょう。
10月の進研模試では、記述の仕方に注意を払いながら問題を解くように心がけて下さい。進研模試終了後一ヶ月ほどして採点された答案が返却されます。自分の記述がどれだけ採点者に評価されるかを試す絶好のチャンスです。事前にしっかり練習してチャンスを生かしてくださいね。
つい、受験生は問題を解くことそのものに関心が向いてしまいがちですが、答案の書き方にも関心を持って欲しいです。独りよがりな読みにくい答案では、採点者に評価されなかったり、誤解され思わぬ減点をされたりするかもしれません。記述の仕方ひとつで合否が左右されると言っても過言ではないのです。
進研模試にも記述形式の模試があります。進研記述模試を、記述試験対策の絶好のチャンスと捉えてみてはいかがでしょう。進研模試を受ける前に、事前に記述式の答案の書き方をご自分なりに研究し、練習をしておくことをお勧めします。そのためのヒントを幾つか提示したいと思います。
まず、これまでのご自身の答案を客観的に眺める目をもつようにしましょう。採点者も一人の人間で、癖のある文字や読みにくい文章を理解できるわけではありません。採点者の立場に立って、自分にしか読めないような乱雑な文字、理解しにくい文章、飛躍のある論理展開などに気をつけて改善してゆきましょう。
理科系科目の答案で、ただ数式を書き並べている受験生が少なからずいます。論理的な記述の練習が不足しているので仕方ないのかもしれませんが、答案用紙を計算用紙と勘違いしているように感じてしまいます。例えば、連立方程式を解く細かい途中式まで答案に書く必要は普通はありません。数値の割り算、掛け算も答案には普通書きません。計算は計算用紙に書き、答案用紙は論理や考えの筋道を文章で表現するところなのです。
記述の仕方を独学で身につけるのは難しいものです。丁寧な答案を心がけることは大事ですが、かと言って詳しく馬鹿丁寧に何でも書けばよいというものでもありません。答案を書く上でのポイントというものがあるのです。最も良いのは信頼できる指導者や先生に答案を見てもらい添削してもらうことです。進研ゼミ、Z会などの通信教育もかなり役立つと思います。しかし、受験生のみなさんが一人でできる対策もありますよ。
これまで受けた進研模試などの記述式の答案を読み返して、採点者にどのように採点されているかを検証してみてください。何故、自分の解答が評価されないのか、何に対して減点されたのか、解説を見ながら、進研模試の模範解答と比較しましょう。採点者に評価されない部分を反省し修正してください。
また、より良い記述答案を意識しながら模範解答を多く見ることによって、これらの解答にある程度共通のパターンが見えてくると思います。例えば、理系科目で言えば、
・重要なキーワード、重要な概念を表す専門用語を記載する。
・解を求めるためのメインとなる式を提示し、番号を振る。
・メインとなる式が導かれる根拠を提示する。
という具合です。
このように、過去に受けた進研模試、学校の定期試験、参考書の模範解答を参考にして、より客観的に分かり易い解答、採点者に印象の良い解答を目指しましょう。
10月の進研模試では、記述の仕方に注意を払いながら問題を解くように心がけて下さい。進研模試終了後一ヶ月ほどして採点された答案が返却されます。自分の記述がどれだけ採点者に評価されるかを試す絶好のチャンスです。事前にしっかり練習してチャンスを生かしてくださいね。

